昭和36年(1961年)、東京都板橋区生まれ。アニメーションの原画描き(『パーマン』など手がける)、少女漫画の原作者(『mimi』漫画原作賞を受賞)、アニメーションディレクター(『笑ウせぇるすまん』などを演出)を経て、平成3年(91年)、『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞して作家デビュー。

 その後、『取引』『震源』など、漢字二文字をタイトルにした通称「小役人シリーズ」を次々に発表した。平成7年(95年)、巨大ダムを占拠したテロリストとダム職員の闘いを描いた山岳冒険小説『ホワイトアウト』を発表。冬山に真っ正面から取り組み描ききった、その筆力で読者を圧倒し、この作品で吉川英治文学新人賞を受賞した。

 平成8年(96年)に『奪取』発表。軽妙なタッチでありながら、ニセ札作りをディテールにとことんこだわって描いたこの小説で、山本周五郎賞、日本推理作家協会賞をダブル受賞。

 その後も、『奇跡の人』『密告』などの意欲作を次々に発表している。

 今回の『黄金の島』は、初の週刊誌連載小説。また、現在、『小説すばる』で、ロサンゼルスを舞台にした、スタイリッシュな文体が魅力のハードボイルド『ボーダーライン』を連載中である。


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